戸建て特有柱や筋交いを除けて穴を開けなくてはならずいきなり穴を開けることは失敗の元です。
●柱や筋交いを傷つけない為に!
まずはコレから!
エアコンの設置位置が決まったら穴開けの位置を決定します。
軽く叩くなどして穴開け位置が空洞か?簡単に確認します。
次に穴開けの位置へ2〜3mm程度の穴を開けて確認します。
この小さな穴へ棒を差し込み外壁まで何もないか?確認します。
確認して始めて穴開けの作業に入ります。コレをやらずに穴開けをすると柱や筋交いを傷つける原因になりますので必ずやります!
ここから推測するに!
この位置には柱と筋交いが有るのは事前に確認していましたので赤い部分に柱と筋交いが有るのは明白です。
小さな確認用の穴は柱と筋交いを除けていますから確認用の穴の位置で穴開けをすれば全く問題無いことがわかります。
こちら穴開け後!
穴開け後に室内側から見た状態です。
左には柱があり右側には斜めに走る筋交いが見えます。
事前に穴位置を確認して柱と筋交いが無いことを確認していますので全く傷つけることなく穴開けが完了しています。
状況によってはもっと柱と筋交いがタイトになる事もありますが事前に確認していますので全く問題ありません!
必須の貫通スリーブ!
穴開け後は壁の内側からの空気の遮断、配管の保護を目的として100%貫通スリーブをいれています。
この貫通スリーブですが室内側の空気の遮断の他に外壁部分での防水効果もありますので必ず必要です。
穴開けの工事で入れていない業者も多いですが確実にいれてもらってくださいね。
防水の為の貫通スリーブ!
こちらは貫通スリーブを通した状態を外から見た写真です。
貫通スリーブが1cm程度出ていますが貫通スリーブと外壁部分にはコーキングを入れ込み密閉します。
この部分が出ていないと防水が難しくなります。
防水の為の貫通スリーブ周りにコーキング!
貫通スリーブ周りにコーキングをした状態です。
貫通スリーブが外壁より出ていないとコーキングが乗らず垂れる事になり隙間ができる等で防水性能が一気に弱くなります。
これで貫通スリーブが無いとコーキングでの防水は出来ないです。
最終的な防水も兼ねて!
こちらは配管カバーを被せる前の防水処理の最後です。
貫通スリーブ周りにコーキングをしてからエアコン用パテを貫通スリーブと配管の隙間へ入れ込み貫通スリーブに被せるようにしています。
ここまですれば防水はバッチリです! 穴開け前から穴開け後の処理までしっかりとした工事をご提供しております!